新月のストーリーリーディング【芝山つかささん】
あなたの祈りが参加費です。
新月の祈り-love earth project-
にようこそ。
神様コンシェルジュ新地亜紀です。
新月の祈りで降りてきたメッセージをお伝えします。
今回は芝山つかささんです。
今回も参加させていただき、
ありがとうございました!
遅くなりましたが、
新月の祈りの中で見えたストーリーを、
そのまま書き起こさせていただきます。
今回、いつもより明確に
登場人物たちの言葉が聞こえてきました。
全て書き起こしたところ、
かなり長編になりましたが、
よろしければ・・・。
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昔々、私たちの中に、小さな家と広い庭がありました。
小さな家には、男の子とお母さんが暮らしていました。
男の子は、玄関の脇にある広い庭で遊ぶことが大好きでした。
広い庭には、角のとれた
丸っこい石が敷き詰められていて、
彼は毎日のように気に入った石を探すのです。
ある日男の子は、丸い石の中に、
やけにすべすべした肌色のものを見つけました。
(なんだろう、これだけ他のより大きいけど…)
彼はその肌色の石のようなものを両手で包んで、
玄関から母親を呼びました。
「お母さん、この石見て!」
エプロンで手を拭きながら駆けてきた母親は、
男の子の手の中の物体を見ると、すぐに言いました。
「あら、それは何かの卵ね。」
男の子は、目を丸くして答えます。
「卵!なんで卵が庭に?」
母親も首を傾げます。
「もしかしたら、お母さん鳥が落としていったのかもね。」
男の子は、手の中の卵をじっと見つめます。
「この卵、孵るかな。」
「そうね、毎日大切にお世話をしたら、孵るかもしれないわね。」
優しく微笑む母親に男の子は言いました。
「ぼく、この卵を孵してみるよ!
だって、お母さん鳥が探してるかもしれないでしょ。」
その日から男の子は、
毎日その卵を懐であたためたり、
撫でたりを繰り返しました。
けれど一向に卵が孵る気配はありません。
困った男の子が相談すると、
母親からはこんなアドバイスが返ってきました。
「卵に話しかけてみたらどう?」
その言葉を聞いた男の子は、
早速卵に口を寄せ、話しかけました。
「ぼくが守ってあげるから、無事に産まれておいで。」
男の子がそう言うと、
すぐに卵の中から、
ほんの小さな音が聞こえました。
その音を聞いた男の子は、
卵がきっと孵ってくれると信じたのです。
ところが、卵から音がしたのはその時だけで、
それからは、男の子が何度話しかけても、
コトリとも音を立てなくなったのです。
それでも彼はあきらめませんでした。
毎日、卵をあたため、撫でさすり、
話しかけることをやめませんでした。
数ヶ月が過ぎたある日のこと。
男の子は、一向に産まれてくる気配を見せない卵を、
庭でひなたぼっこさせていました。
男の子は、今日も優しく卵に囁きます。
「いつか、お母さんが迎えに来てくれるといいね。」
その時突然、卵にくっきりとひびが入りました。
驚く男の子の目の前で、卵から孵ったのは小さな青い鳥でした。
青い鳥は、びっくりしたままの男の子に話しかけました。
「お母さん鳥はもう、私を迎えに来ない。
だけど、あなたのために私は産まれたの。」
「ぼくのため…」
青い鳥は続けます。
「あなたが私に初めて話しかけた時、
私は卵の中から言ったのよ。
“私は産まれたくない”と。
でも、あなたは私をあきらめなかった。
この世にはたくさんいいことがある、
そう信じさせてくれた。
だから、私は産まれてみようと思ったの。」
男の子は、生まれたての青い鳥の言葉をただ黙って聞いていました。
「これからも困難や辛いことは、あなたにやって来る。
でも、あきらめないで。
私にしてくれたようにね。きっとよ。」
そう言うと、生まれたての青い鳥は飛び立ちました。
青い鳥の姿は、空の色に溶け込み、
やがて見えなくなっていきました。
おわり
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青い鳥の話した言葉がそのまま、胸に刺さってきました。
自分がこの世に誕生させてあげられなかった命のこと、
その頃あきらめてしまった微かな望み・・・。
でも、私なりに頑張っていた、
希望を掴もうと手を伸ばしたんだ、
そう思えて心が救われました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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つかささん、こちらこそ、
素晴らしいストーリーリーディングありがとうございます。
誰かの心を動かすのはごたいそうな言葉でも何でもない、
無償の愛なんだよと言われたようです。
ありがとうございます。
京都松ヶ崎にて
アロマトリートメント
ストーリーリーディングが受けられる
「オンブレイユ」
というサロンを主催されています。
つかささんのブログは
こちら⇒http://ameblo.jp/ombrelle/
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