新月のリーディング ストーリーリーディング 芝山つかささん
あなたの祈りが参加費です。
新月の祈り-love earth project-
にようこそ。
神様コンシェルジュ新地亜紀です。
新月の祈りの中でメッセージを受け取ってくださった方の、
リーディングをご初回しています。
今回は
芝山つかささん ストーリーリーディングです。
(Facebookページに載せてくださった文面そのままを乗せています)
亜紀さん、みなさん、こんにちは。
今回も参加させていただき、ありがとうございます!
そして、今年はありがとうございました。
新月の祈りと亜紀さんのおかげで乗り越えられたことがたくさんありました。
感謝の気持ちを込めて、
新月の祈りの中で見えてきたおとぎ話を、
見えてきたそのまま書き起こさせていただきます。
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昔々、わたしたちの中に広い森がありました。
森には、たくさんの動物が住んでいます。
その中に、ハリモグラたちが暮らしていました。
森の四季は日々移り変わります。
夏には活発に動き回っていたハリモグラたちは、冬になると眠りにつく支度を始めました。
仲間たちが冬眠の準備を始めている中で、一匹のハリモグラはある決心をしていました。
一匹のハリモグラに、仲良しのリスがたずねます。
「どうしたの?もうすぐ冬が来るのに、蓄えもしないで大丈夫?」
ハリモグラは答えました。
「今年はぼく、冬眠しないことにしたんだ。」
リスは大きな目をまんまるに見開きます。
「どうして?」
「だって、冬を見てみたいんだもの。」
ハリモグラは、目をきらきらさせて答えるのです。
びっくりしたリスから話を聞いた他のハリモグラたちは、必死になって一匹のハリモグラを説得しようとしました。
「冬眠せずに冬を越すなんて無茶だよ。」
「食べ物もないのに、飢えで死んじゃうよ。」
ところが、何を言っても一匹のハリモグラは耳を貸そうとしません。
彼の心は、初めて目にするであろう冬のことでいっぱいになっていたのですから。
間もなく、冷たい風が吹き始め、夜が長くなりはじめました。
ハリモグラやリスたちは、大きな穴の中にすっぽりと潜り、いよいよ冬眠を始めました。
ただ、一匹のハリモグラだけは、地上に残っています。
彼は、来る日も来る日も、地中には潜らず、冬の澄んだ空気に身をさらしていました。
ある寒い日のこと。
小さな体に何かが触れた気がして、一匹のハリモグラはきょろきょろと自分の体を見回しました。
誰もいません。
何もありません。
首をかしげながらふと空を仰いだハリモグラは、息をのみました。
そこで彼が目にしたものは、ふわふわと天から舞ってくる白いかけらたちでした。
ハリモグラは、徐々に増えてくる雪を見上げて歓声をあげました。
一方、冬眠中の動物たちは、一匹のハリモグラのことが心配で落ち着きません。
「あの子、一人で大丈夫かしら?」
「春までどうやって生きていくんだろう・・・。」
不安が募ってきた仲間たちは、せっかく掘った穴から、そろって地上へ出ることにしました。
そこで彼らは、初めての雪の中で喜び、くるくると駆け回るハリモグラの姿を目にしました。
「うわあ・・・、綺麗。」
一匹のハリモグラは、仲間たちの姿をみとめると、にこにこ笑いながら言いました。
「冬って楽しいね。だけど、はしゃぎすぎてちょっと疲れちゃった。」
一匹のハリモグラと仲間たちは、交代で冬の番をすることにしました。
みんなが体力を温存しながらも、冬を楽しむ方法を見つけたのです。
「明日の夜は私が起きているから、みんなは穴の中に入ってて!」
「あさっては僕が外に出てるよ、何か起こったら知らせるからね。」
そして彼らは、冬のたくさんの奇跡を体験するのでした。
眩しく輝くつらら、鏡のように張った氷、それらを目撃した一匹一匹が、地中で眠る仲間たちに報告します。
みんなで分け合う冬の愉しみは、たくさん、たくさんありました。
ある日、一匹のハリモグラは雪がさらさらの雫に変わる瞬間を目にしました。
積もった雪に雫がぽたぽたと落ちてゆき、眩しい朝日が雪を少しずつ溶かしていきます。
それは、動物たちが待ち望む優しい春の合図でした。
おわり
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来たる年とこの冬に、みなさまに幸せがい~っぱいもたらされますように!
お祈り申し上げます。
つかささん、こちらこそありがとうございます。
皆さんもどうぞご参加ください。
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