新月のリーディング ストーリーリーディング 芝山つかささん
あなたの祈りが参加費です。
新月の祈り-love earth project-
にようこそ。
神様コンシェルジュ新地亜紀です。
新月の祈りの中でメッセージを受け取ってくださった方の、
リーディングをご初回しています。
今回は
芝山つかささん ストーリーリーディングです。
(Facebookページに載せてくださった文面そのままを乗せています)
亜紀さん、みなさん、こんばんは。
今回も参加させていただき、ありがとうございました!
亜紀さんの瞑想誘導を拝見(拝耳?)させてもらって、
ストーリーがいつもよりリアルに見えて驚きでした!
新月の祈りの中で見えてきたお話を、
そのまま書き起こさせていただきます。
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昔々、わたしたちの中に、なだらかな丘がありました。
ゆるやかな傾斜をもつその丘には、
ピクニックに来る家族や、
犬の散歩をする人々や、
思い思いに時を過ごす人たちが日々やって来ていました。
少女が少年にはじめて出会ったのも、その丘の上でした。
少女は、その丘の上で習い始めたばかりのバイオリンを練習していたのです。
習い始めたばかりのバイオリンは、
まだ少女の言うことを聞いてくれず、
思うような音が奏でられません。
それでも少女は、バイオリンに触れることが好きでした。
家の中では家族やご近所の迷惑になってしまう・・・、
そう思っていた彼女は、
丘の上でひそかに練習することが日課となっていたのです。
その日、たまたま丘の上で昼寝をしていた少年は、
たどたどしい、けれどどこか人を惹きつけるバイオリンの音に引き寄せられました。
バイオリンを弾く少女の元へ近付き、
彼女の練習が終わるまでずっと、その音色に耳を傾けていました。
「きみのバイオリンは、とてもやさしいおとがするね。」
二人はごく自然に、いつも一緒にいるようになりました。
少年は、少女の奏でるバイオリンの音色も、
バイオリンに打ち込む少女のことも、大好きでした。
少女も、自分の演奏を褒めてくれる少年のことを好ましく思っていました。
二人は、同じ小学校に通い、同じ中学校に進学して、
登校するときも下校するときも、
少女がバイオリンのレッスンへ通う時でさえ、片時も離れませんでした。
少女にも少年にも、それが自然だったのです。
少年は、そんな日々がずっと続くのだと思っていました。
ところが、中学を卒業する時期が来た時、二人ははなればなれになりました。
少女は、音楽学校へ進学することに決めたのです。
「きみと離れることなんて、ぼくには考えられないのに・・・。」
悲しみに暮れる少年に、少女は言いました。
「あなたも、自分の夢を見つけて。」
少年は、幼い頃、絵を描くことが好きだったことを思い出しました。
彼は、少女に絵を描きました。
バイオリンを弾く少女の絵です。
彼は少女にその絵をプレゼントしたあと、
美術を学ぶために遠くの学校へと進学しました。
「離れてしまっても、ぼくにはきっと、きみの音がわかるよ。」
少女は、厳しい授業にくじけそうになると決まって、
少年のくれた絵を眺めました。
「私の演奏がいつか、届きますように。」
そして、こうも思うのです。
「あんなにいつもそばにいてくれたのに、私は何もできなかった・・・」
少年はやがて、画家として才能の芽を出しました。
彼の描く美しい女性の絵は絶賛され、
いたるところで個展を熱望されるまでになったのです。
彼の心にはいつも、あの少女と、少女の弾くバイオリンの音色がありました。
その演奏を思い出すと、彼は寝ることも食事をすることさえ忘れ、
何枚も絵を描き上げることができたのです。
「ありがとう。いつもきみときみの音はぼくのそばに生きているよ。」
少女は、有名になった彼の絵を見て、
彼女だけにしか演奏のできないメロディーを作曲しました。
そのバイオリン曲は、人の心をつかみ、
彼女のバイオリンの腕前と感性は、
高く評価されることとなりました。
彼女には、目を閉じても浮かんでくる一枚の絵と、
響いてくる少年の拍手がありました。
それからいくつもの月日が流れました。
遠い昔、少年だった彼の目は霞み、
思うような絵が描けなくなり、とうとう彼は筆を置きました。
遠いあの日、少女だった彼女の腕は痩せ、
弓を持つ手が震えるようになり、彼女は演奏することをやめました。
彼と彼女は、それぞれに、出会ったあの場所へ向かいます。
一緒にいることが全てだったあの頃へ、二人は想いを馳せました。
新たな夢が始まることをただ信じて・・・。
おわり
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以上がいて座の新月のストーリーリーディングです。
目標に向かって、真っ直ぐ矢のように進んでいく強さと、
心で想う愛情の強さが、書き起こしていて胸に残りました。
お読みくださり、ありがとうございます!
つかささん、こちらこそありがとうございます。
皆さんもどうぞご参加ください。
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